枝野幸男幹事長は24日の定例記者会見で、沖縄で女性が被害者になった事件について、「言葉に表せない残虐な事件だ。党としても、沖縄協議会で行政機関に捜査状況等の報告を求めた。将来的には日米地位協定の改定まで含め、綱紀粛正、再発防止に全力を上げなければならない。明日、沖縄入りする予定なので、党関係者等からも現地の思い、声をしっかり受け止めたい。今週、日米首脳会談があるので、トップリーダーが再発防止のイニシアティブを取るという話をしてもらいたい」と述べた。さらに、「安倍総理と島尻沖縄・北方担当大臣とで地位協定についての考え方が違う。内閣府一致だ。地位協定改定を目指すのかどうか、明確にすべきだ」と求めた。

 内閣不信任決議案については、「与党筋からわけのわからない発言が相次いでいる。われわれとしては、安倍内閣より岡田内閣がいいという対案を示すということで内閣不信任案、つまり安倍総理辞めてくださいという対案を出すのであって、内閣不信任案は衆院解散を求める決議案ではない。解散権は総理にある。解散をして野党のせいだと責任転嫁をする布石を打っているのだろうか」と疑問を呈した。