民進、共産、生活、社民の野党4党の幹事長・書記局長は21日午後、国会内で会談した。

 会談終了後に4人がそろって記者会見し、会談で参院選と都知事選の2点について話し合ったと報告。「参院選については、全ての1人区で候補者を一本化し、自民党と一騎打ちの構造に出来た。しかし一本化が目的ではなく、そのことで選挙を勝つことが目的だ。それぞれ頑張って行こうと確認した。選挙中には4党首、4幹事長・書記局長をそろえる場を作りたいということでも一致した」「都知事選については、参院選と密接不可分だ。2代にわたって自公が押し上げた知事がこういうことになったことから、野党4党や生活者ネット、市民連合などと一致して推せる候補者を擁立することで一致した」と枝野幹事長が説明した。

 与党側に都知事で野党と相乗りの候補を求める声があることについて、枝野幹事長は「2代続けて自公の知事が大失敗したという自覚があれば、そういう無責任ないい加減なことは言えない。自公の都政を刷新すると言うことがテーマだ。そこと相乗りすることは考えられない」と明確に否定した。

 都知事候補について、4党で推す候補を民進党主導で選んでいくのかと問われた枝野幹事長は、「誰が主導という言葉にはこだわってはいけない。われわれが調整の役割りを担わなければならないと思っているが、最終的には、みんなで気持ちよく推せる候補者を擁立したい」と答えた。